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十川中学校生徒と共同開発!こいのぼりの川渡し発祥の地のお弁当 「こいのぼり弁当」販売スタート

2022.10.17

道の駅がある四万十町十和地域唯一の中学校「十川中学校」の生徒と共同開発した、

こいのぼりの川渡し発祥の地である十和地域の新しい名物弁当

「こいのぼり弁当」がこの度完成し、販売をスタートしました。

かわいいこいのぼりを象り、四万十の食材を使用した、

十和や四万十を感じることができる弁当ができました。

協働の川プロジェクトで昨年よりスタート。今年で共同開発2年目

道の駅のある四万十町十和地域にある唯一の中学校「四万十町立十川中学校」で

展開されている「協働の川」プロジェクトに道の駅も昨年より参画し、

十川中学校の生徒とメニュー開発を実施してきました。

「協働の川」プロジェクトとは、

高知県が取り組む川の自然再生や保護活動を推進するプロジェクトで、

高知県、四万十町、そして地元事業者である(株)四万十ドラマと一般社団法人いなかパイプの

4者により四万十川流域清流保全パートナーズ協定が締結されています。

この締結により、地元にある十川中学校を対象とし、

四万十川流域の環境や文化、産業を知る教育プログラムを実施しています。

「総合的な学習の時間」の授業の中で、とおわ食堂の新メニュー開発の方法を

学びながら生徒自らが案出し、試作、試食、販売方法の検討、アンケートなどを実施しました。

今年は6月からスタートし、全12コマの授業を通して地元にある食材を使った

商品開発の手法を道の駅スタッフと共に学びながら、

生徒達の考えたメニューが完成しました。

この取り組みを通して地元中学生が、地域にある食材や生産者の価値に気づき、

「自分たちが住んでいる地域にほこりを持ってほしい」

「将来的に四万十町に戻ってきてほしい」

そんな思いを込めながらプロジェクトに取り組んでいます。

(ちなみに昨年共同開発したメニューは、四万十町産のかぼちゃと地元「轟味噌」を使ったかぼちゃグラタン「恋するのぼりんグラタン」でした。高知新聞高知さんさんテレビをはじめマスコミ各社にも取り上げて頂きました。取材内容は各社リンクよりどうぞ)

「こいのぼりの川渡し」発祥の地だからこそできる弁当を

そして今年の取り組みは共同開発メニュー第2弾ということで、

「こいのぼり弁当」を開発するというテーマでスタートしました。

四万十町十和地域は、四万十川でこいのぼりの川渡しを1974年より行っており

全国に先駆けた発祥の地と呼ばれています。

ここ四万十町十和地域はまさしくこいのぼりの里のはずですが

そんな地域に「こいのぼり」をテーマにしたメニューや商品が少ないことに着目。

十和のシンボルであるこいのぼりを感じることができ、

そして旬の地元食材を使用したここにしかない弁当が完成しました。

こいのぼり弁当の内容は下記の通り。

〇こいのぼりご飯(四万十町産「高原卵」使用のオムライス/四万十町産米のおにぎり)

〇四万十鶏の唐揚げ

〇原木椎茸のマヨネーズ焼き(旧十和村は椎茸生産量日本一になったほどの椎茸どころです)

〇十和産筍のパスタ(春にとった筍を塩漬け保存しています)

〇さつまいもとかぼちゃのサラダ(秋の食材と言えば、さつま芋と南瓜!)

〇いが栗揚げ(さつまいもとかぼちゃのコロッケを素麺を使っていがぐりに模しました)

〇キャロットラぺ

〇季節の果物

地域にあるものを知り、実際に中学生が自ら売るまでを実践する授業

自分達の住んでいる地域には、

どんなものがあり、

どんな人がいて、

どのような仕事をしているのか。

そして、

自分達が考えたものを実際に販売してみる。

十和の未来を考えたときに、

このことを十和に住む子どもたちが考え、経験できることが大切だと感じています。

そんなことを実践してきた今年の中学生たちの取り組みを少しだけ紹介します。

まずキックオフとなった6月の最初の授業はワークショップをしながら、

どんな弁当の内容が良いかいろんなアイディア出しからスタート。

そして、そもそもこの地域にはどんな弁当がすでにあるか!?

ということで、大人気のお弁当を日々販売している

十和おかみさん市の直売所へヒアリングに行ったり。

自分達で考えたこいのぼり弁当を実際に自分達で作ってきて食べたり。

道の駅のとおわ食堂が作っているお弁当を食べながら、メニュー開発の方法を学んだり。

試作、試食は何度も何度も繰り返しました。

弁当の内容が固まってきたら、販売に向けての準備。

どのように当日販売するのか、また当日のメディアへの対応など話しあいました。

そして、販売当日。

約40個準備していたこいのぼり弁当は完売!

買って頂いたお客様へアンケートを取りながら、

お客様の声も直接聞いてブラッシュアップできる点も収集しました。

また、テレビ局や新聞社が3社来て頂き、中学生が自らマスコミ対応もしていました!

最初は緊張ぎみでしたが、最後の方は結構慣れてきた感じもあり、コメントも良い感じでしたねw

この一連の取り組みは、中学生が自らまとめて

11月にある中学校の文化祭で発表されるようになっています。

道の駅としても、旬の食材や料理を使った弁当の内容にしながら、

こいのぼりの川渡し発祥の地にふさわしい、

こいのぼり弁当により進化させていきたいと思います。

この子どもたちが

「中学生のときに作ったお弁当がきっかけで、十和でお弁当屋さんをオープンさせます!」

とか

「十和がやっぱりえい!あのときのように十和で暮らしたい」

とか

「あのとき教えてくれた十和に住む大人のみんながかっこよかった。

いつか私はまた十和に帰ってきてみんなと一緒に仕事したいです」

などなど。

そんな風な未来に繋がったとしたら、こんなに嬉しいことはありませんね。

▼商品概要

商品名 :こいのぼり弁当

価 格 :780円税込

販売場所:道の駅四万十とおわ とおわ市場

販売日時:毎週土日・数量限定で販売

※ただし、閑散期や悪天候等の場合は販売を見合わせる場合があります。購入をご予定の場合はお気軽に道の駅までお問合せください。TEL0880-28-5421