四万十川の鰻が貴重となった今、新たな地元食材として「なまず」に着目。
もともとナマズは四万十川に生息しており、
きちんと捌いて調理すれば、うなぎに負けず劣らず美味しい。
今回、そんな四万十川でとれたナマズを使ったメニューが3品完成しました。
とおわ食堂にて『土日限定』『数量限定各5食』にて販売します。
なかなか味わうことのできない天然なまずを是非この機会にご賞味ください。
※天然もののため入荷がない場合もございます。また漁期間は9月末までのため、
在庫がなくなり次第今期の販売は終了となります。予めご了承くださいませ。
❶四万十天然なまず重 1,480円(税込)
四万十町産生姜と四万十市「マルバン醤油」で作る生姜醤油に四万十川で獲れた天然なまずを漬け込み、唐揚げに。最後にとおわ食堂特製うな重のタレをかけました。地卵「高原卵」で作った錦糸玉子と一緒にどうぞ。
❷四万十天然なまず玉子とじ重 1,480円(税込)
四万十川で獲れた天然なまずを特製タレに漬け込み、唐揚げに。最後に地卵「高原卵」でふわっととじました。
❸四万十天然なまずからあげ 680円(税込)
新たな四万十名物に。四万十川の天然なまず
四万十川と言えば、天然鰻に鮎、手長エビ。。。
近年、獲れる量が非常に減り、特に鰻は絶滅危惧種となりました。
そんな中、鰻の仕掛けにかかる四万十川の天然「なまず」に着目。
きちんと捌き、調理すると身は淡泊で非常に美味。
新しい四万十川の名物にしようと地元の川漁師と一緒に考えました。
手間ひまのかかるなまず漁
なまずも、うなぎの釣り方と似ています。
延縄(はえなわ)やコロバシ、場所によって適した仕掛けを使います(写真は延縄)。
なまずを釣る場合、ハヤンボやカンタロウなどエサを獲るところから始まります。
そして、水量や天候など川の状態を見ながら獲る日を決め、
なまずが隠れていそうな場所を見極めながら夕方に針を仕掛け、
翌朝日の出と同時に仕掛けをあげます。
なまずを釣った後は、その日のうちに捌いて冷凍保存。
そして絡まったり切れた釣り糸を次回のために修理も。
非常に手間がかかるのです。
四万十川にやさしい釣り方を
仕掛けはすべて手作り。おもりには四万十川の石を。
釣り糸が流されたり切れたりした場合に、
人工物が少しでも四万十川に残らないようにと。
子どものころから、四万十川で遊んでいる田辺さんの思いがつまった仕掛けです。
四万十町大正地区「Shimanto魚」田辺利成さん
道の駅のとおわ市場へ鮎や鰻を出荷している、Shimanto魚(さかな)の田辺さん。
子どものころから鰻や鮎を釣り続けている。
釣れるのは一瞬なのに準備等すごく手間のかかる川漁。
「なんでずっと続けているんですか?」と聞くと
「喜んでくれる人がいるから」と嬉しそうな表情で答えてくれたのが印象的でした。